名古屋けいりん 42#

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中日スポーツコラム

今開催の振り返り 5月17日~20日/金鯱賞争奪戦・楽天カップ(G3)

【S級戦】
優勝:渡邉雄太(静岡105期) 今年2回目(G3初優勝)S級4回目・通算17回目
次走注目選手:中川誠一郎、渡邉雄太、梁田一輝、竹内雄作、村上直久、村田雅一、吉本哲郎


今回は名古屋バンク今年2回目のG3戦でしたが、メンバー的には3月の開催とは趣一変…正直やや小粒なメンバーという印象はありましたが、直前ダービーで好調な動きを見せた選手や若手選手が大挙参戦!もちろん地元・吉田敏洋の同一年での地元記念連覇の快挙にも期待がかかり、個人的にもかなり興味深い開催になりました。
決勝は準決勝の波乱(これは実力拮抗の上に当日4m超の強風の影響が大きかったように思います…?!)もあり、ファイナリストの中でS班の諸橋愛以外が今年のG3戦で初優出という顔ぶれ!ただ期待された若手・100期台の選手が3人勝ち上がり、これらの奮戦がポイントになりそうな雰囲気もありました!結果として勝ったのは同県の後輩を足場にした渡邉雄太が鮮やかな番手捲りでセーフティリードを保ち完勝!!一昨年のヤングGPに続く記念初優勝の勲章をゲットしました!

実はここ数年、ヤングGP覇者がその後苦しむ傾向があり、ヤングGP制覇後にG3以上を制した選手は第10回覇者・深谷知広以降ではG2・サマーナイトFを制した近藤龍徳だけ?!渡邉雄太はヤングGP制覇から1年半での記念初優勝という事になりますが、これは第2回・渡部哲男や第5回・山崎芳仁よりも早い記録で、この記念Vはその意味でも価値が高い勝利だったと言えますね(^^)もちろんこの勝利には梁田一輝の存在が大きかったのですが、軽視できないのは二段駆けされた梁田の1着との着差が1秒もない点!交わされてからも後続選手を阻もうとするシーンもあり、実際にこの動きが展開上の大きなポイント(これが無ければ渡邉雄太中川誠一郎との差はもっと詰まったかも?)!ただこの動きには、渡邉へのアシストという意味とともに、自らも少しでも上の着を取ってやろうという気概も感じるプレーに感じました!この"しぶとさ"こそが今回記念初優出だった彼の今後に活きるのではないかと感じるシーン…個人的には卒記以来期待している選手でもあるので、今後の成長には注目したいものですね(^^)

今回は他にも復調組の動きに光明があった印象!近況不振に喘いだ竹内雄作は3月の金鯱賞に比べてもかなり粘り強さが出てきた印象。柔軟性などまだまだ課題もありそうですがもう調子の底は打った感じなので今後の上積みに期待!!長欠明け2場所目の村上直久の活発な動きも印象的でした。若手結集の中でも、準決勝で見せた川村晃司の冷静さに、二次予選の神山雄一郎の献身的な走りや渡部哲男の番手奮闘、パンチ力健在をアピールした吉本哲郎など中堅・ベテラン勢の奮戦も見逃せないものがあり、改めてレースの面白さが充満していた4日間だったと思います(^O^)

今回で今年の名古屋競輪場でのビッグレースは終わりましたが、次なる大舞台は来年8月・当地14年ぶりのオールスター競輪!こちらにもぜひご期待下さい!次回は来月14日からのF2開催…今年度前期の期末という事もあり、興味深いシリーズになると思いますので、こちらも乞うご期待ですm(__)m
記事:実況アナ 藤澤宏己
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