やっぱすごいわ
6Rに出走する梅川風子。実はスピードスケートからの転身組だ。「だから、やっぱり平昌五輪は気になりますよ」と話す。
中でも、最も熱い視線を送るのは1000メートルで銀メダルの小平奈緒。
「種目が短距離で全くかぶっていますしね。現役時代から知っているけどすごくいい先輩で、良くしてくれる。尊敬しています」。
な、だけに梅川自身も小平が銀メダルだったことにはちょっぴり残念そう。
「悔しいけれど、見ていて取れないと。最初の200がだめだった? それも見ていたらわかりました。金は無理だな、と」。
こっちはさっぱりわからず、小平本人のコメントを元に質問したが、梅川はその勝負どころをはっきりとわかっていた。さすが一流のアスリート。強者は強者を知るし、素人がわからないレベルもはっきりとわかっている。
「自身の近況はひと息かもしれないけど、自分の中ではそんなに問題はないんで。自分はケイリンでがんばりたいですね」
骨折から立ち直ったと思ったら1月の小倉はインフルエンザ。「踏んだり蹴ったりですよ」という状況が続くが、感じ自体は悪くない。ここ名古屋で今年初勝利をつかみ取り、再浮上のきっかけをとなるべく風を切る。先輩の小平のように。
記事:中日スポーツ 西崎記者