名古屋けいりん 42#

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中日スポーツコラム

開催振り返り 12月28日~30日/楽天・Kドリームス杯(F2)

【A級戦】
優勝:三登誉哲(広島100期) 今年2回目・通算15回目(1・2班戦8回目)…名古屋では3年ぶり2回目
次走注目選手:三登誉哲

開催前に今回のメンバーをのチェックした時は、下岡優季と三登誉哲の実績がアタマ一つリードしている印象で、初日特選でのマッチアップにはかなり注目したのですが、その初日特選で両者の実戦気配に大きな差が浮き彫りになるとは思いませんでした!本来は自在のイメージが強かった三登誉哲が打鐘からの抑え先行で下岡優季を一蹴したのですが、この時のラップタイムが一周23秒4(上がり11秒7)…いくらスピードが比較的出せる名古屋バンクとはいえ、低温で風も強かったコンディション(発表ではバック追い風とはいえ2.7m!ホームでは向い風も受けたはず)でのこの時計は破格!!前場所も含めてA級戦ではなかなかお目にかかれないラップです(^^;そんな走りを近況徹底先行のイメージが少ない選手がやってのけた事が個人的には驚きましたし、これで今回のV戦線の主役がこの選手だと確信しました(^^)準決・決勝もとにかくインにつまらないように心掛けて走っていた印象で、本人も手応えを感じていたのかも?来期のS級返り咲きに向けても自信に繋がったように感じました!敗れた下岡優季も決勝では単騎でホームからカマす奮闘で2着…三登誉哲との着差(4車身)はそのまま現時点の実力差とは思いますが予選組の機動型は圧倒!決勝の思い切った仕掛けに意地を見ました?!こちらは来期がS級初舞台。本格化には少し時間がかかったようにまだまだ粗削りですがダッシュは非凡なので、あとはS級戦の流れを早めに掴めるかどうかには注目したいですね(^^)


【チャレンジ戦】
優勝:吉田智哉(愛媛111期) 今年5回目
次走注目選手:吉田智哉、中屋庸

今回は111期生が4人登場しましたが、しかし決勝に残ったのはVした吉田智哉だけ?!準決勝で脱落の境啓亨・森川大輔が勝ち上がっていれば決勝への興味も全く違うものになっていたはずで、今回は少し寂しい決勝の顔ぶれと言わざるを得ませんでした?!
Vの吉田智哉はパッとみると少し小柄?!それでもデビュー以来の三連対率が9割超…ほとんど着外がないという安定した成績は目を見張るものがあります!走法は今回もそうでしたが先行一本という感じではなくダッシュを活かしたスピード戦が主戦…しかも位置取りも器用にこなすセンスもあり、この走法が安定したアベレージに繋がっているのでしょう?!今回は強力なライバルになるはずだった同期勢が脱落したのでインパクトは強くありませんが、予選7車身・準決3車身・決勝3車身の着差は素直に評価すべきでしょう(^^)
境啓亨・森川大輔の両者については、能力そのものは決して走覇級と見劣る訳ではない(特に森川大輔のダッシュはチャレンジ戦のモノではないと断言?!)のですが、敗れた準決勝でそれぞれの課題も浮き彫りに…(>_<)今後もこの"課題"が本格化へのカベですが、これをどう克服するのか?今後もこの一点に着目したいところです(^^)


【L級戦】
優勝:太田りゆ(埼玉112期) 今年4回目
次走注目選手:坂口楓華、黒河内由実

戦前の期待通りに太田りゆのパフォーマンスが目立った今シリーズ!予選2日間はいずれも最終1角からのスプリントで他を圧倒しましたが、決勝はインに詰まる前に早めの仕掛け?!HB先行の逃切りですから価値が高い(^^)ゴール前では後ろの続いた野口のぞみの急追がありましたが、最後にもう一度併せて完勝。着差以上の強さを見せつけた印象です!今はナショナルチームで世界を転戦中、先日にはチームスプリントの日本記録も更新するなど競技の方でも成果は着実に現れており、スプリント力なら現時点でもガールズ界のトップレベルといえる実力ですが、例えば奥井迪のような強地脚の先行選手と対決した時にどんな戦いを見せるかが今後の注目したいところです?!対抗格と目された林真奈美は予選で連日勝負どころでインに詰まるなど反応が一息…直前松阪から中3日参戦の臨戦過程が影響したのかも?それでも3日間確定板は確保で安定感には片鱗は示した恰好。次走以降の立て直しに期待ですね?!
伏兵陣の中では2日目のバック捲りが印象的な坂口楓華と、今回のラッキーガール的存在の黒河内由実が目立ちました!特に後者は展開に恵まれた感はあれども予選の好走は来期以降に繋がる価値あるモノ!今後の意欲にも繋がるはずで、直近で激変するかどうかは別として、敢えて今後の成長に注目したいと思います(^^)


今年の名古屋競輪、お楽しみ頂けたでしょうか?来年は3月・5月のG3二本立ても控えていますのでこうご期待!
平成30年も引き続いてのご愛顧よろしくお願いします(^O^)
記事:実況アナ 藤澤宏己
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