職業病
競輪選手をしている以上、避けて通れないのが腰痛。7Rに出走する窓場千加頼もそのひとりだ。
「3月からヘルニアで…」
腰痛からの復帰戦となるいわき平では799着。「申し訳ないですが、ひどい状態だった。怖くなりました。自分が選手をクビになるんじゃないかと思ったくらい」
そんな絶望的な状況からでも、徐々に持ち直す。それが前回の松阪FⅠだった。
「決して良くなかった。それでもまずまず数字はまとまった。まとめに行った感じだけど」
現在も強い負荷をかけると、腰が悲鳴を上げる可能性がある。
「ちょっときつい練習をするとでてくる。状況を見ながらつきあっていくしかないですね」
厳しい状況には変わりないが、その中でも少しずつ光明は見えてきている。本当に少しずつだが、本来の力に戻していけるように。初日は7R。先行策で、どこまで粘り込めるか。窓場の戦いがまた、始まる。
記事:中日スポーツ 西崎記者