2月開催の振り返り(2月26日ミッドナイト開催最終日9R・A級決勝)
2月は開催ラッシュ(4開催)の名古屋競輪でしたが、今は何とか無事に全開催を終えてホッとしております^^;
ただ来年度は序盤に開催がかなり集中するので、個人的にはこの後も気を引き締めていきたいとも思います(^^)
今月の注目レースとしてあげるのは、先日終わったばかりのミッドナイト開催のA級決勝です!
(レースの模様はこちら!)
決勝は近畿勢5人が大挙進出…中でも大阪3人が121期・常次勇人を軸にまとまり強力ラインを形成!ただ特選組で実績上位の鈴木謙太郎にもラインが出来て、常次・鈴木とも連勝で勝ち上がった事でも興味深い一戦になりました?!
結果から言いますと、鈴木選手の逃げを常次選手がバック捲りで沈めて大阪勢のワンツースリー!映像からも確かに常次選手の力強さが光った一戦でしたが、私が実況中に感じたのはとにかく
「随分落ち着いとるなぁ~!」
というところでした(^^)
別線・鈴木選手は元S級常連で直前V!しかも今回は連勝で勝ち上がっており、準決勝では最終ホームからロングスパートを仕掛けて快勝という内容を見せており、先行力に優る常次選手にとってはかなりの難敵と見ていましたが、同県で3人(西本直大・藤野一良)が揃い、更に特選組の高間悠平までが付けて(この高間選手のライン参加はかなり大きなポイントだったかも?)ライン4人の厚み!常次選手にとってこのラインの厚みが精神面で良い影響を及ぼしたかも?レース内容を見ると常次選手よりむしろ鈴木選手がかなりのプレッシャーを感じているかのような内容でした。
もちろん常次選手に援軍が揃った背景にはB本数20本超・逃げの決まり手16回という"数字"も見逃せません?!高間選手が付いたのもこの圧倒的な先行数に魅力があったからでしょうし、高間選手がいなければ確実に4番手が取れる保証は無かったはず?!今の7車立てのレースでは番手が一つ変わるだけでもかなりの差がある(逃げれば相手を5番手に回せるし、捲りに構えても4番手))と思いますし、これが常次選手の"落ち着き"に繋がったように思われます。
常次選手にとってはこれが昨年8月のA級初優勝以来のV!デビューから比較的順調な足取りの反面、なかなか2回目のVに届かないジレンマがあったはずですが、それでも先行勝負に徹し続けた事が今回の展開利に繋がり、そのワンチャンスをしっかりモノにできたところは素直に評価したいところです!(^^)
常次選手の次回はルーキーチャンピオンレース!逃げのライバルが揃ってかなり厳しい戦いにはなりそうですが、2回目のVで得た自信を武器にどんな走りを見せてくれるか?注目したいところです(^^)
記事:実況アナ 藤澤宏己