シリーズ回顧(12/26-28 F2(太閤秀吉モーニング)・オクトパスファイヤーズカップ)
【A級戦】優勝:池野 健太(兵庫109期) A級21回目、通算25回目(11月岸和田に続き、今年6回目)
【チャレンジ戦】優勝:高本 和也(神奈川121期) 通算5回目(直前立川に続き2連覇、完全Vは3回目)
【L級戦】優勝:坂口 楓華(京都112期) 通算35回目(直前向日町に続き2連覇、今年10回目。名古屋では3回目)
今後の注目選手...(A級戦)池野健太、山内卓也、廣田敦士、伊藤奎(チャレンジ戦)高本和也、三浦綾(L級戦)安藤莉奈、鈴木咲香、小林真矢香
先日、名古屋市内で初雪を観測(しかも積雪10cm?!名古屋での2ケタの積雪は12月としては8年ぶりだったそうです!)しましたが、ちょうど今開催の2日前という事で辛うじて開催に影響を及ぼす事は無く正直ホッとしました(^^;
12月後半にかけて一気に真冬の寒さが到来した感じで体調管理が難しい時期になったと実感しております。皆さんもくれぐれもご注意いただいて無事に年越しを迎えていただきたいと思います(^^)
今回はA級戦を少し振り返りたいと思います。
決勝は今回の点数上位2人(池野健太・山内卓也)が最後の直線で熾烈な攻防を演じましたが、最後は山内選手の猛追をわずかに振り切った池野選手が勝利!ただシリーズリーダー同士が身体をぶつけ合うほどの激しい追い比べは、さすがS級基準の実力者の戦いで見応え十分だったと思いました!
今回の池野選手は直前の前橋MNから中2日…初日は打鐘から仕掛けて逃げの手に出たものの別線に捲られて7着大敗?!池野選手としては少し長めの距離での勝負だったとはいえ普通なら気配に不安を感じるところですが、初日で長い距離をもがいた事はひょっとすると準決勝以降に上積みがあるかも知れないと個人的には考えていて、実際にその準決勝は強烈なロングスパートで完勝!しかも個人ラップが推定11秒33-11秒6…この時は1.3mの発表以上に風があった影響で全体的にタイムが出にくいコンディションだった中でこのラップタイムはまさに出色!ここでの軌道修正は決勝にも大きく影響したかも知れませんね(^^)
山内選手にとっては少し悔しさが残る準Vだったかも知れませんが、目標が捲られる厳しい展開を捌いて猛追した辺りには底力を示しました!(ちなみに名古屋でのVなら23年ぶり、地元Vは2006年10月一宮S級シリーズ以来のことでした!!)両者とも来年の戦いの舞台はS級戦。池野選手はとにかくそろそろS級定着を(その資格はもう十分のはず!)、そして山内選手も今期久々のA級で勝ち癖を付けた勢いで再びS級での活躍を願うばかりです(^^)
今年の名古屋競輪はこの開催で終了。新年は早くも1月2日からのミッドナイト開催で開幕を迎えます!
来年2023年の名古屋競輪もぜひお楽しみ下さいm(__)m
記事:実況アナ 藤澤宏己