名古屋けいりん 42#

ミッドナイト競輪

文字サイズ

  • 文字サイズ
  • 標準
  • |
  • 拡大


ホーム > 中日スポーツコラム
中日スポーツコラム

シリーズ回顧(12/3-5 F1(ナイター)・中京スポーツ杯/スピードチャンネル・HPCJC杯)

【S級戦】優勝:森田 優弥(埼玉113期) S級12回目、通算20回目(10月青森から2ヶ月ぶり、今年3回目)
【A級戦】優勝:板垣 昴(福島115期) A級5回目、通算12回目(9月松戸から2ヶ月半ぶり、今年4回目)
【L級戦】優勝:小林 莉子(東京102期) 通算89回目(11月静岡に続き、今年15回目)…名古屋では4回目
今後の注目選手...(S級戦)森田優弥、小笠原光、石塚輪太郎(A級戦)板垣昴、西谷岳文(L級戦)久米詩

当地2回目のナイター開催として行われた今回の開催。前回は8月で真夏のナイターでしたが、ちょうど今回の開催に合わせたかのように冬の冷たい陽気がやってきて、3日間にわたり冬場の入口かというような陽気の中でのレースになりました!選手としては急激に冷え込んだコンディションへの対応も求められましたが、そんな中でもなかなかの熱戦が展開されていたように感じました(^^)
今回のS級戦は少し実力が拮抗している印象でしたが、そんな中でV候補の一人・森田優弥が制覇!!直前のG1競輪祭では4日目・ダイヤモンドレースで痛恨の失格もありました(しかも今期2回目?!)が、その嫌な雰囲気を払拭する意味でも大きな優勝!その森田選手のレースぶりを振り返ると、今回は初日特選と準決勝ではいずれも最終バックを取る走り…これは前回失格の事が影響していたとも見られそうです?!
初日は別線の中部勢が二段駆けができるライン構成だったのに対して赤板ホームで早めに叩いて出て主導権奪取に成功。自身は3着でしたがマーク陣の上位に貢献!準決勝では地元の新鋭・藤井侑吾に対して最終ホームから叩き返すロングスパートでこれを粉砕!!最後は石塚輪太郎の強襲を受けて3着でしたが、この時は他の準決勝の結果を受けて3着でもある程度勝ち上がれる状況だったこともこの積極的な仕掛けの裏付けになっていたかも知れませんね!
決勝は最終的に後方から巻き返してきた別線の番手を確保しての差し切り勝ちでしたが、これも赤板から別線(中部勢)を抑えて駆ける先行含みの仕掛けが功を奏したもの(しかもラインは2車)で、その森田選手の積極的な姿勢が別線の乱れを生み、自分の展開に持ち込めた要因だったと思います(^^)
実は個人的に森田選手のイメージは"ヨコ"の強さにインパクトがあり(9月の当地G2戦でもそういうシーンが随所に見られました)、若手の層が厚い関東勢の中にあってこの森田選手の"ヨコ"の力も結構ポイントになるのではないかと見ています!ただ今回は状況的なものもあって"ヨコ"より"タテ"重視の戦いでのV…改めて底力を付けているところを証明した3日間だったと感じました!来期は前期の失格の影響もあってS級2班での戦いになりますが、将来的なものも含めて今後の森田選手の戦いぶりには注目したいところです(^^)

次回の名古屋競輪の開催は12月11日からのWINTICKETミッドナイト…当地4ヶ月ぶり・久々のミッドナイト開催となります!
次開催もぜひお楽しみ下さい(^^)
記事:実況アナ 藤澤宏己
Copyright (C) NAGOYA KEIRIN