名古屋けいりん 42#

ミッドナイト競輪

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中日スポーツコラム

今開催の振り返り 11月29日~12月1日/中日スポーツ杯・サテライト名古屋カップ(F1)

【S級戦】優勝:山田 諒(岐阜113期) 今年2回目(6月川崎F1から5ヶ月ぶり)、S級4回目(通算14回目)
【A級戦】優勝:徳永 哲人(熊本100期) 今年6回目(前回高知MNに続き2連覇)、A級18回目(通算21回目)
【L級戦】優勝:梅川 風子(東京112期) 今年4回目(8月大宮から3ヶ月ぶり)、通算41回目
今後の注目選手...(S級戦)山田諒、岡本総、窓場千加頼、皿屋豊、瓜生崇智(A級戦)伊藤稔真、中川貴史、橋本凌汰(L級戦)梅川風子、

今回の名古屋競輪は9月開催以来でほぼ2ヶ月ぶりの開催!綺麗に塗り替わった新装バンクの中で初日・2日目はこの時期にしては穏やかな陽気の中で好レースが展開されましたが、最終日は陽気が一変して強い北風が吹きこむ冬場に近いコンディション...季節の変わり目らしいコンディションの変化に苦労した選手もいたかもしれません?!車券予想のうえでも今回のようなコンディションは冬場の名古屋バンクの傾向を読み解く参考になると思いますので、この最終日の傾向は今後の参考にもなるかも知れません(^^)

今回の決勝はどれも好メンバーが揃った戦いでしたが、特にS級決勝は展開面でもかなり面白いレースだったのではないでしょうか?勝った山田諒はこの1勝で通算100勝もクリア!この意味でも二重に嬉しい優勝になりましたが、車番と展開、そして風のコンディションなどを全て味方に付けた会心のレースだったように感じました!
車番という面では番手の岡本総が1番車だったので、初手の位置取りを主張できる優位性があったという点。展開面では別線の寺崎浩平後ろが初手から縺れていた点。そしてコンディションとして強いバック追い風・ホーム向かい風という点!特にこのコンディションを念頭に置いて山田選手がレース戦略を立てていたとすれば、この勝利の裏にはしたたかな計算があったという事にもなります!

強いバック追い風・ホーム向かい風というコンディションは、まとめて言えばホームが重くてバックが軽いというコンディションの差異が生まれます。こういう状況だと、例えば早めに抑えて先行する場合に最終ホームの向かい風で勢いが付きにくくなり、バック追い風を利用して捲る選手が有利になりやすくなります。同じ逃げるにしても最終ホームでカマシ気味に叩くような形に持ち込めば最終バックで追い風に乗れるのでいい形に持ち込めますが、とにかくこういう時の抑え先行はペース配分が難しくなるのです。冬場は特に風の質が夏・秋より重たくなるので、特に風速が2mを超えるようなときは車券予想でも注意が必要ですね(^^)

レースでは、車番を利した中部勢が岡本選手のS取りで前受け。これで寺崎選手は後ろから抑えていかざるを得ない状況になり、しかも寺崎選手の後ろがマーク争いになっていたので番手のガードが難しい状況!さらにバックが伸びるコンディションという事で高い確率で捲り(流れによってはカマシ)が決まる条件が整った事になります。道中の山田選手は後方に回ってからもかなり落ち着いた様子に見えたのですが、これはある程度作戦通りの運びが出来ていたことによる精神的な余裕だったのかも?逆に寺崎選手にとってはホームの向かい風を2回も受ける形になり、しかも後ろが競り合いでノーガードに近い逃げで更に隊列が短くなるという誤算が重なり苦しい戦いになりました!それでもこれだけ苦しい条件の中で直線手前までは先頭をキープして簡単に捲られた訳ではなく、前回競輪祭より動きが良化していたのも事実?!年末のヤングGPまでにまだ上積みもありそうなので次回(伊東G3の予定)の動きをもう一度チェックしたいところです(^^)

こうした冬場のコンディションは他のバンクでも応用が利きますが、バンクの立地次第で風向きが変わったり、スタンドの構造によってはバンク内で風が回るようなバンクもあります(いわき平や向日町などはそんな傾向があると思います)ので、それぞれのバンクの特性を検証してみるのもこの時期は面白いかもしれませんよm(_ _)m

年内の名古屋競輪の開催はあと2回!次回12月9日からはミッドナイト開催12月21日のF1・デイ開催が今年のラスト開催になります!今月の名古屋競輪もぜひお楽しみ下さいm(__)m
記事:実況アナ 藤澤宏己
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