名古屋けいりん 42#

ミッドナイト競輪

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中日スポーツコラム

今開催の振り返り 4月15日~17日/楽天・Kドリームス杯(F2)

【A級戦】優勝:阿部 架惟都(宮城115期) 通算3回目・A級2回目(前回大宮・A級初優勝に続き、今年2回目)
【チャレンジ戦】優勝:秋本 耀太郎(栃木117期) デビュー初優勝(本格デビューから9ヶ月)
今後の注目選手...(A級戦)阿部架惟都、松山桂輔、太田龍希(チャレンジ戦)秋本耀太郎、對馬太陽

今シリーズは1ヶ月ぶりの日中開催でしたが、4月にしては少し肌寒さが残る陽気...特に最終日は一日中冷たい雨が降る厳しいコンディション?!特にチャレンジレースの決勝戦はこのコンディションが勝負の"アヤ"に繋がる伏線になった感じでした(^^)

今回は直前まで6連勝の長屋秀明にとって2班特進が懸かるシリーズという事で注目点の一つとなっていました!長屋選手としてこれが初めての特進チャレンジだったのですが、ここ名古屋は過去3場所で初Vを含むV2で準V1回の実績を誇るお得意バンクで、しかも今回のメンバーで今年V実績があったのは長屋選手だけ!!!これだけの材料が揃っていただけに、案外あっさり決めてしまってもおかしくないと見ていました。
ただ、決勝のメンバーを見ると同期・秋本耀太郎の元で東日本勢が4人一本でまとまる構成?!自力もある清水健次が番手を回り、更に今回連勝で絶好調をアピールしていた對馬太陽が3番手を固める事でラインのバランスも強固!!さらに秋本選手と對馬選手が内枠に並んだ事で初手の位置取りも主張し易くなり、ここに一般に先行有利と言われる"雨"という要素まで加わりました!そうでなくとも初めて特進に挑む事になる長屋選手にとっては戦前からそれなりのプレッシャーもあったはず(その辺りが準決勝の慎重は運びに繋がっていたのかも?)で、一応は近畿勢の支援は得たとはいえ、これ以上ないほどの厳しい条件の戦いを余儀なくされたように感じました。
レースはスタートから東日本勢がすんなり前を取り、長屋選手が後ろ攻め。赤板で長屋選手が一旦動いて誘導を切らせて下がる形を取り、秋本選手のペース配分の乱れを突こうという作戦だったようですが、誘導が外れてからも秋本選手は落ち着いた運びである程度マイペースを保った形の先行策に!バック5番手から仕掛けた長屋選手も勢いはあったのですが、番手・清水選手のブロックで絡んでしまい万事休す?!最終バックで捲り上げた勢いを見ると、もし雨でなければ?という印象もありますが、終始落ち着いていた秋本選手の走りを素直に評価すべきかも知れませんし、その背景にはラインの厚みと車番的優位、そして"雨"のコンディションも追い風になったのは言うまでもありません(^^)

これが初優勝になった秋本選手は今回3日間逃げを貫いてのの完全V。同期の特進を止めたというだけでなく、自らの成長の証という意味で価値がある1勝といえそうで、間違いなく今後の自信につながるはず!ただ敗れた長屋選手もこれだけ厳しい条件の中でも最後はもう一度食い下がるしぶとさを見せており、大敗しなかったあたりは実力の片鱗だったのでは?個人的には力の籠った好レースだったと感じました(^^)

次回の名古屋競輪は5月1日から3日間、GW開催のF1シリーズ(ガールズ開催)です!次回の名古屋競輪もどうぞお楽しみにm(__)m
記事:実況アナ 藤澤宏己
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