名古屋けいりん 42#

ミッドナイト競輪

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中日スポーツコラム

今開催の振り返り 3月21日~23日/F1シリーズ スポーツニッポン杯

【S級戦】優勝:林 巨人(愛知91期) 通算7回目・S級4回目(2017年5月豊橋F1以来、3年10ヶ月ぶり)
【A級戦】優勝:土生 敦弘(大阪117期) 通算8回目・A級5回目(1月奈良MN以来5場所ぶり、今年2回目)
【L級戦】優勝:増田 夕華(岐阜118期) デビュー初優勝(本格デビューから9ヶ月)
今後の注目選手...(S級戦)野原雅也、皿屋豊、染谷幸喜、斎藤登志信(A級戦)白上翔、南蓮、大城慶之(L級戦)増田夕華、佐々木綾

今回は年度最終戦として行われたシリーズ...最後に"まさか!!"というドラマが待っていました(^^)
前検日から大きな注目を集めたのが地元・林巨人のラストラン!私も選手会ツイートを見てかなり驚きましたが、家業を継ぐためという理由がハッキリしていたので、個人的にはほぼ普段通り(もちろん注目はしていましたが…)にそのレースぶりを見ていました。
ところが予選・準決であれよあれよの2連勝!もちろんいずれも目標とした自力選手の奮闘があったといっても、その自力選手を残しつつ差し切る姿に何となく不思議なオーラを感じるところは確かにありました(^^)ただ決勝では節間好気配を見せていた野原雅也の下で近畿勢が4人でまとまる強力タッグを形成...準決勝でも連携した皿屋豊がいるとはいえ中部勢は2人だけのタッグという事で、正直言えば林選手の苦戦は免れないだろうというのが率直な印象でした(><)それが終わってみれば捌き・追込みの大立ち回りで文句なしの完全V!!最終ホーム過ぎで野原選手マークの南修二を捌いた瞬間は鳥肌が立ちました?!それでも最終コーナーを回るまではまだ半信半疑という感覚で実況していたのですが、直線で抜け出したときは正直"ビックリした!!"というのが本音?!後は自分でも何を口走っていいか分からなくなってしまい、何となく締まらない実況になっていたかも知れません^^;;これまで競輪実況に携わって21年、もちろん引退レース(事前に公表されていたレースもそうでないレースも含めて)を実況した事もありましたが、今回はそれまでのどのレースとも違う感覚になったのは間違いないと思います。
それもその筈で、手元のデータ(99年4月以降)を調べてみると、ラストランのシリーズを優勝で締めくくった選手はこの期間で4人だけで、そのうちS級でのVは2004年6月G1高松宮記念杯の松本整だけ!!更に完全Vとなるとクラスを問わず誰一人達成していない快挙!S級で完全Vのラストランとなればそれ以上の過去を遡ってもまずお目にかかれないはずで、あの林選手が抜け出したシーンはまさに前代未聞の瞬間だったという事に?!"ビックリ"するのも当然だったと、このデータを調べて納得しました(^^;
レース後のSNSの反応を見ていてもかなりインパクトがあったようですが、特に選手・関係者の書き込みからその衝撃度の大きさが伺えます!しかもそのレース内容が文句なしの力勝負!皿屋選手と野原選手の力の籠った先行争いからの林選手の巧捌き、さらに近畿4番手で折り合っていた鷲田幸司が3番手に切り込んだ瞬間も見逃せないポイント!一旦捌かれていた南選手の差し返しなど、各選手が死力を尽くした感じがハッキリと見て取れたところが、このドラマをさらに盛り上げてくれました(^O^)勝った林選手だけでなく、この決勝を戦った全ての選手にも拍手を送りたいというのが今の私の感想!そして無事にラストランを終えた林選手のこれからの成功もお祈りしたいと思います(^^)

新年度の名古屋競輪は来月7日からのミッドナイト開催で開幕!新年度の名古屋競輪にもぜひご期待下さいm(__)m
記事:実況アナ 藤澤宏己
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