名古屋けいりん 42#

ミッドナイト競輪

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中日スポーツコラム

今開催の振り返り 1月18日~20日/ミッドナイト競輪 WINTICKET杯(F2)

【A級戦】優勝:伊藤 旭(熊本117期) 通算8回目・A級5回目(先月大垣MNに続き、今年は初優勝)
【L級戦】優勝:坂口 楓華(京都112期) 通算14回目(11月福井以来、2ヶ月半ぶり)
今後の注目選手...(A級戦)山本巨樹、泉谷元樹、板崎佑矢(L級戦)坂口楓華、中嶋里美、國村美留莉

今年の当地開幕戦となった今回は冬期のミッドナイト戦…しかも大寒寒波の影響をモロに受けた事で連日とにかく厳しい冷え込みの中での戦いになりました!ラップタイムを見ても半周11秒台が出るのがごく稀で、選手にとっては明らかに過酷なバンクコンディションとなっており、この3日間を乗り切った選手の皆さんにはこの後しっかりとケアをして次走に臨んでいただきたいところです(^^)

今回はL級・ガールズ戦を振り返ります。
優勝したのは実績最上位だった坂口楓華…3連勝という結果のみならず実戦内容もV候補筆頭に相応しいものでした!
昨年はV10回の荒稼ぎで、夏場に15連勝(4場所連続完全V)など大きな飛躍を遂げたのですが、今年初戦の取手・ガルコレTRは予選で7着2本の大叩き(最終日も3着で未勝利)。GPメンバーを含む強力メンバーも揃う中とはいえ少し不安が残る直前の内容?!それだけに今回でどれだけ立て直すかどうかは今後を占う意味で興味深いところでしたが、蓋を開ければ全く問題ない3日間のパフォーマンスでした!
初日は極寒のコンディションの中で最終ホームから仕掛けての逃切り勝ち。着差は僅かでしたがここでは力勝負で他を捻じ伏せていました!2日目も伏兵の奇襲的な仕掛けにしっかり反応しつつ最終Bであっさり抜け出す完勝劇やや強引でも仕掛けた初日とは違い、ソツがない立回りでも貫禄を示した印象でした!
決勝では同じく連勝でコマを進めた中嶋里美や、坂口選手に対して先着実績も多い永禮美瑠など侮れない相手も揃いましたが、道中の立ち回りからも全くスキがありませんでした!ポイントになったのは最終ホーム前?!抑えに来た中嶋選手の動きを軽く牽制してその仕掛けを促し、その仕掛けに俊敏に追い上げて番手を確保!!ここまでの一連の動きがあまりに鮮やかで、実況中でもこの時点でほぼ"勝負あった"という印象を受けました(^^)
もう一つ、このレースで面白かったのが初手の駆引き!スタートの段階では1番車の坂口選手の直後に2番車の永禮選手が付ける形になっていました!実際にこの形になる事を予想したファンの方も多かったはず(私もここまでは想定内!)ですが、道中で坂口選手が上昇して永禮選手のマークを外すような動きを見せたのです!それだけ永禮選手の"切れ味"を警戒していた事の証左ですが、この辺りは坂口選手の高い戦略性も感じさせるシーンでした!
ゴール前で2着に付けた着差は3車身…これは昨年でも僅差で勝つ印象があった坂口選手としては決定的な着差!中嶋選手を交わす時の切れ味にも鋭さがあり、上手さと底力と決定力の全てを見せ付ける"圧巻"の内容だったと言えますね(^^)
今後は最強クラスの上位メンバーとの対戦でどれだけ戦えるかが残された課題?!今は課題克服への試行錯誤もしている様子もありますが、その可能性の片鱗を見せた今回の完全V!今後も更なるスケールアップの期待を込めて注目していきたいと感じました(^^)

次回の名古屋競輪は2月1日からのF1開催、スポーツ報知杯・味仙カップです!次回もどうぞお楽しみにm(__)m
記事:実況アナ 藤澤宏己
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