名古屋けいりん 42#

ミッドナイト競輪

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中日スポーツコラム

今開催の振り返り 12月1日~3日/ミッドナイト競輪 楽天・Kドリームス杯(F2)

【A級戦】優勝:松田 治之(大阪73期) 通算36回目・A級29回目(昨年4月和歌山以来、1年8ヶ月ぶり)
【チャレンジ戦】優勝:谷口 幸司(高知111期) 通算2回目(昨年8月川崎での初優勝以来、1年4ヶ月ぶり)
今後の注目選手...(A級戦)松田治之、後藤彰仁、鈴木伸之(チャレンジ戦)特になし

今開催、特にA級戦は当初から実力差が少ない混戦シリーズと見ていましたが、決勝戦はそれを象徴するような激戦になりました!

ラインは近畿が古賀勝大中川繁樹で別線に分かれ、ここに藤井準也を軸に3人でまとまる中部勢が加わる3分戦の形。3人の自力型の単純な比較なら古賀の先行力が際立つ印象で、ラインの厚みで組み立てやすそうなのが藤井。この中に入ると中川が伏兵的存在としてどこまで抵抗するかというのが率直な戦前の印象でした?!
実はこのレース、初手も比較的読みやすいので展開予想のお手本にもなりそうなメンバーでした!古賀は普段から前受けを多用するタイプ(しかもS取りが速いのでどの車番でも前を取れる!)なので、これを基本にイメージすれば1番車に中部3番手に折り合った愛敬博之がいるので中部が中団取り。松田の動向次第ながら中川は後ろ攻めになる公算が高いと見込めます!新ルールになってから後ろ攻め不利の傾向が明確(仕掛ける距離が長くなるため)なので、Sが速い選手か1番車がいるラインの思惑をイメージすると初手の位置が予想しやすくなるので、展開を予想する時のポイントの一つとして覚えて頂きたいところです(^^)

肝心のレースの方ですが、大きなポイントは実際に前受けだった古賀が中川を"あっさり"出した事…伏兵ライン(中川)が割とあっさり主導権を取れた(しかもすんなり駆ければ強いタイプ)事と、後手に回った時の本線ライン(古賀)の対処が上手くいかなかった事(この辺りは当初から不安視されていた調子の不安がここに出てしまったのかも?!)がこのレースの運命を決めたといっていいと思います!個人的にはこれで中団が取れた中部勢に流れが向いたと感じていたのですが、伏兵・中川の掛かりが意外に強力だったことと、マークした松田治之巧みな牽制もあり中団の中部勢も伸び切れず、最後は押し出されて早めに前に出た松田が後続の猛追を振り切り久々のVを決めました!
連日位置取りで競られる厳しい展開を凌ぐなど随所でベテランらしい安定感を見せていた松田でしたが、決勝では早め先頭の流れで粘り切る底力も見せて健在をアピール!46歳という年齢を考えれば、前期終盤の落車から立て直してのVというのも見事と言わざるを得ません!インタビューでの飄々とした受け答えにもベテランらしい"味"がありますが、今後もその"味"のある走りに期待したいものです(^^)

次回の名古屋競輪は12月17日から日中開催のF2戦・楽天・Kドリームス杯!いよいよ2020年の名古屋競輪の最終戦となります(^^)
記事:実況アナ 藤澤宏己
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