今開催の振り返り 11月15日~17日/中日スポーツ杯・サテライト名古屋カップ(F1)
【S級戦】優勝:高原 仁志(徳島85期) 通算22回目・S級10回目(2017年8月久留米F1以来、3年3ヵ月ぶり)
【A級戦】優勝:石原 颯(岐阜117期) 通算6回目・A級2回目(前々回、久留米完全Vに続き)
今後の注目選手...(S級戦)伊原克彦、吉本卓仁(A級戦)石原颯、藤井準也
今回の開催は10月のミッドナイト戦以来の本場開催…お客様を迎えての日中開催となると実に9月以来となる久々の開催。この2ヵ月の間に実況席から見える景色も秋らしさを感じる風景になっていたのですが、この開催中は11月半ばにしては少し暖かく感じるくらいの穏やかな陽気で…走る選手にとっても観戦するファンの皆さんにとっても絶好のコンディションの中でレースが行われました(^^)
S級戦はさすがにG1直前の開催とあってやや小粒な顔ぶれで全体的に波乱含みのカードが多かった印象。実際に準決勝で主力選手が敗れたり伏兵の一撃が決まって大波乱というレースもありましたね?!ただ決勝で存在感を見せたのは実績最上位の川村晃司と地元・高橋和也!川村は多少早めの仕掛けになりましたが、別線の隙を見逃さず且つ躊躇なく仕掛ける辺りがさすがの一語!高橋も最後に見せた爆発力は見どころ十分…実際にゴール前では捕えたかもと思わせる勢いでした?!ともに優勝は逃したものの、伏兵台頭の余地も十分にあったメンバー構成の中でG1出場級の経験と実力を改めて示したと言っていいと思います(^^)
A級戦は今節注目度№1だった新人・石原颯が期待通りのパフォーマンスで完全Vを達成!決勝では捲り5連発で充実の走りを見せていた吉田篤史を全く寄せ付けない圧巻のレース運びでしたが、優出インタビューでは準決勝でマークを連れ込めなかったを悔やんでいたように課題意識もしっかりと持っているという印象を持ちました?!今回については時計面などで強烈なインパクトは感じませんでしたが、個人的には本気を出せばまだまだ奥がありそうな印象で、今後の走りには大きな期待を持って注目していきたいと思います!
敗れた吉田篤史は初手が後ろ攻めになった事で得意パターン(捲り・カマシ)の流れに持ち込めなかったのが敗因だと思いますが、初日特選と準決勝で見せた脚勢は間違いなく本格化の勢いを感じるもの!展開が変わった時の対応力に課題は残りますが、一皮剥けたのは間違いなさそう?!ここに来てS級昇格も見えてきただけに、これから1ヶ月半の戦いは重要になってきそうですね(^^)
次回の名古屋競輪は12月1日からのミッドナイト競輪、楽天・Kドリームス杯。また次回の日中開催は12月17日からのF2開催(これが今年の当地最終戦!)です。来月の開催にもぜひご期待下さい(^^)
記事:実況アナ 藤澤宏己