今開催の振り返り 10月5日~7日/ミッドナイト競輪 WINTICKET杯(F2)
【A級戦】優勝:山口 智弘(愛知99期) 通算26回目・A級17回目(地元・名古屋では初優勝)
【チャレンジ戦】優勝:長屋 秀明(岐阜117期) 通算4回目(名古屋では2連続完全V)
今後の注目選手...(A級戦)栗田万生、北川大五郎、松田治之(チャレンジ戦)小松原正登、竹田慎一
今月唯一の開催となった今回のミッドナイト競輪、決勝戦の顔ぶれが全体的に好調だった事で興味深い戦いになりましたが、制したのが地元・山口智弘…これが嬉しい地元名古屋バンクでの初優勝でした!
山口はデビュー以来ここまで当地で準V5回(チャレンジ戦含む)という戦歴。しかもここ4回の当地決勝では全て一車輪差以内の2着で、前回の決勝(7月のF2戦)では番手捲りの井上嵩に微差及ばず?!なかなか取れなかった地元Vだっただけに喜びも大きかったはずですね(^^)この勝利の背景には当然、果敢な逃げを見せた好調・栗田万生の走りがあったのも事実!勝ち上がりの2戦でいずれも好タイムの逃げ(初日は唯一の一周22秒台!!)を見せており、明らかに今回は気配が一変した印象!今回の実戦気配は今後に向けても大きな希望が持てるものだったはずで、今後の動向には注目したいところです。
今回は他にも、この好調・栗田を準決勝で捲り切った北川大五郎も勝ち上がりで目立った一人!初日は二分戦とはいえ赤板過ぎから抑えて先行して谷口明正を完封(2着)!こちらは近況も随所で気配を見せている一人で、しばらく注意が必要かも?今回長期欠場明け2戦目だった松田治之も初日の動きが余力十分という印象で、確実に復調への足取りを進めているように感じました(^^)
今回シリーズリーダーとしても注目された谷口明正は未勝利に終わりましたが、準決勝では売出中の新鋭・吉堂将規の一瞬のスキを突く先行策(2着)で存在感を見せていました!捲り不発の初日・決勝とも阻まれてからもしぶとく食い下がる脚は見せているので、もうワンパンチ足りなかったのは直前一場所欠場という臨戦過程が響いたのかも!前回優勝の松阪では藤井侑吾を差し返すしぶとさを見せていて、新鋭のスピードにも対応できるところを見せているだけに、ここを叩いたことでもう一段状態を上げていけるか?!次回の実戦気配は要チェックでしょう(^^)
次回の名古屋競輪は11月15日からのF1・中日スポーツ杯/サテライト名古屋カップ!久々の日中開催となる次開催もぜひご期待下さい(^^)
記事:実況アナ 藤澤宏己